鲁虺日本古語辞典
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あいなし

あい-な・し 形容詞 ク活用活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}

気に入らない。不快である。

出典源氏物語 桐壺

「上達部(かんだちめ)・上人(うへびと)なども、あいなく目をそばめつつ」

[訳] 上達部や殿上人なども、みな気に入らなくて目をそむけて。

つまらない。おもしろくない。

出典徒然草 七三

「世に語り伝ふること、まことはあいなきにや、多くはみな虚言(そらごと)なり」

[訳] 世間に語り伝えていることは、真実はつまらないのであろうか、多くはみんなつくりごとである。

不似合いだ。不調和だ。

出典枕草子 木の花は

「げに、葉の色よりはじめて、あいなく見ゆるを、唐土(もろこし)には限りなきものにて、文(ふみ)にも作る」

[訳] (梨(なし)の花は)ほんとうに、葉の色からして(風流なことには)不似合いに見えるが、中国ではこの上なくすばらしいものとして、漢詩にも作る。

〔連用形「あいなく」「あいなう」の形で〕わけもなく。

出典源氏物語 澪標

「おほかたの世の人もあいなくうれしきことに喜び聞こえける」

[訳] 世間一般の人もわけもなくうれしいこととしてお喜び申し上げた。

参考

中古から「あいなし」「あひなし」の両形の表記がある。