鲁虺日本古語辞典
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と 格助詞《接続》体言や体言に準ずる語、引用句などに付く。

〔動作を共にする相手〕…と。…と一緒に。

出典源氏物語 若紫

「何事ぞや。童(わらは)べと腹立ち給(たま)へるか」

[訳] 何事か。子供たちとけんかしなさったのか。

〔比較の基準〕…と。…に比べて。

出典源氏物語 玉鬘

「かたちなどは、かの昔の夕顔と劣らじや」

[訳] 容貌(ようぼう)などは、あの昔の夕顔に比べて劣らないだろうよ。

〔引用〕…と。▽「言ふ」「思ふ」「聞く」などの内容を示す。

出典伊勢物語 九

「『これなむ都鳥』と言ふを聞きて」

[訳] 「これが都鳥だよ」と(船頭が)言うのを聞いて。

〔目的〕…として。…と言って。…と思って。

出典竹取物語 かぐや姫の昇天

「脱ぎ置く衣(きぬ)を形見と見給(たま)へ」

[訳] この脱いで置く着物を私の形見と思ってご覧ください。

〔変化の結果〕…と。…に。…となって。

出典徒然草 三〇

「古き墳(つか)はすかれて田となりぬ」

[訳] 古い墳墓は掘り起こされて田になってしまった。

〔比喩(ひゆ)〕…のように。

出典更級日記 大納言殿の姫君

「笛の音のただ秋風と聞こゆるに」

[訳] 笛の音がまるで秋風のように聞こえるというのに。

〔強意〕〔同じ動詞の間に用いて〕

(ア)

…ものはすべて。▽動詞の意味を強める。

出典古今集 仮名序

「生きとし生ける者、いづれか歌を詠まざりける」

[訳] 生きているものはすべて、どれが歌を詠まなかったか、いや詠まないものはなかった。

(イ)

どんどん…する。▽動作の進行を表す。

出典宇治拾遺 三・一六

「食ひと食ひたる人々も、子供もわれも」

[訳] どんどん食いに食っている人々も、子供も自分も。

〔並列〕…と。

出典伊勢物語 九

「白き鳥の、嘴(はし)と脚と赤き、鴫(しぎ)の大きさなる」

[訳] 白い鳥であって、くちばしと脚とが赤い、鴫くらいの大きさの(鳥)。

参考

⑧を並立助詞とする説もある。

と 副詞そう。そのように。あのように。

出典源氏物語 東屋

「と言ひかく言ひ、恨み給(たま)ふ」

[訳] ああ言い、こう言いして、お恨みになる。◆ふつう、副詞「かく(かう)」と対にして用いられる。

と 接続助詞《接続》動詞型活用・形容動詞型活用の語の終止形、形容詞型の活用語および打消の助動詞「ず」の連用形に付く。〔逆接の仮定条件〕たとえ…ても。…としても。

出典蜻蛉日記 上

「穂に出(い)でたりとかひやなからむ」

[訳] (花すすきが)穂に出たとしても(かいない人に来いと言うのと同じで)むだであろうよ。

語法

形容詞型の活用語、打消の助動詞「ず」に付く場合、それらを未然形と見る立場もある。

参考

同じ逆接仮定条件の接続助詞「とも」に比べて例はきわめて少ないが、主として会話文や和歌に現れる。

と タリ活用形容動詞の連用形語尾。

出典平家物語 三・法印問答

「凡(およ)そ、天心は、蒼々(さうさう)としてはかりがたし」

[訳] 全く、天の心はどこまでも青々として推測できない。

と 名詞〔多く「…とに」の形で〕とき。あいだ。うち。

出典万葉集 三七四七

「はや帰りませ恋ひ死なぬとに」

[訳] 早く帰って来てください。(私が)恋い焦がれて死なないうちに。

と 断定の助動詞「たり」の連用形。

と 【音】 名詞音(おと)。声。響き。

出典万葉集 二二〇

「波のと」

◆「おと(音)」の変化した語。

と 【門・戸】 名詞①

出入り口。戸口。

瀬戸。海峡。両岸が迫って、水の流れの出入り口となる所。

出典万葉集 二五五

「明石(あかし)のとより大和島見ゆ」

[訳] ⇒あまざかる…。

戸。扉。

出典竹取物語 かぐや姫の昇天

「立て籠(こ)めたるところのと、すなはち、ただ開(あ)きに開きぬ」

[訳] 閉め切っておいた所の戸が、すぐに、ただもうどんどん開いてしまった。

と 【外】 名詞外(そと)。外側。屋外。[反対語] 内(うち)。⇒そと

とどろ(に・と) 【轟(に・と)】 副詞どうどう。ごうごう。▽大きな音が鳴り響くさま。

出典金槐集 雑

「大海の磯(いそ)もとどろに寄する波」

[訳] ⇒おほうみの…。

-と 【所・処】 接尾語…する所。…の場所。「隈(くま)と」「臥(ふし)ど」◆「ど」と濁ることが多い。