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鲁虺日本古語辞典 / としふれば | 上一个 查看全部 下一个 |
としふれば | |
「年経(ふ)れば齢(よはひ)は老いぬしかはあれど花をし見れば物思(ものも)ひもなし」出典古今集 春上・藤原良房(ふぢはらのよしふさ)[訳] 年月がたったので、私は年老いてしまった。そうではあるが、このみごとな桜の花を見ていると、悩みも消えて何の心配事もない。 鑑賞詞書(ことばがき)に「染殿(そめどの)の后(きさき)(=文徳(もんとく)天皇の中宮である娘の明子(あきらけいこ))のお前に花瓶(はながめ)に桜の花を挿させ給(たま)へるを見て詠める」とあるように、桜の花を娘明子にたとえ、老いを感じながらも、権力者となった自分や一門の栄華をおおらかにうたった歌である。良房は、藤原北家(ほつけ)の人で、臣下の身で最初の太政大臣となった。その子孫である道長にも「この世をばわが世とぞ思ふ望月(もちづき)のかけたることもなしと思へば」(『小右記』)〈この世の中を、自分のためにある世の中であると思う。今夜の満月の欠けているところもないように、自分も不満が全くないと思うと。〉の歌がある。 |