鲁虺日本古語辞典
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など

など 副詞①

どうして。なぜ。▽疑問の意を表す。

出典今昔物語集 二五・一二

「親、子に言はく『など久しくは見えざりつるぞ』」

[訳] 父親は子を見て言うには「どうして長いこと来なかったのか」。

どうして…か、いや、…ない。▽反語の意を表す。

出典源氏物語 帚木

「など、かくうとましきものにしもおぼすべき」

[訳] どうして、(私を)こんなにまでいやな者だとお思いになってよかろうか、いやよくない。

語法

「など」は疑問語であるため、文中に係助詞がなくても、文末の活用語は連体形で結ぶ。

など 副助詞《接続》体言、活用語の連用形・連体形、助詞、引用句などに付く。

〔例示〕たとえば…など。…など。▽多くの事物の中から、一、二の例を挙げてほかにも類似のものがあることを示す。

出典枕草子 春はあけぼの

「風の音(おと)、虫の音(ね)など、はた言ふべきにあらず」

[訳] 風の音や虫の鳴き声など(の趣のあることは)、さらにまた言うまでもない。

〔婉曲(えんきよく)〕…なんか。…など。

出典枕草子 春はあけぼの

「いと寒きに、火など急ぎおこして」

[訳] たいそう寒いときに、火などを急いでおこして。

〔強調〕…なんか。▽軽蔑(けいべつ)・卑下する意を強く表したり否定・反問を強めたりする。

出典徒然草 一〇六

「かくのごとくの優婆夷(うばい)などの身にて、比丘(びく)を堀へ蹴(け)入れさする、未曾有(みぞう)の悪行なり」

[訳] こんないやしい優婆夷(=在家のまま仏門に帰依した女性)なんかの分際で、比丘僧(のような尊い身)を堀へ蹴落とさせるなんて、前代未聞の悪い行いである。

〔引用〕…などと。▽引用句を受けて、だいたいこのようなことという意を表す。

出典徒然草 五九

「もの騒がしからぬやうになど思はんには」

[訳] せっかちでないようにしよう、などと思うなら。

参考

中古以降の語。「小魚どもなど」と「ども」とともに用いられることからも明らかなように、「など」は複数を表す語ではない。